2012年4月4日水曜日

おすすめのIDE

本格的な記事の投稿テストも兼ねて今回は、最近自分が愛用しているIDEを紹介したいと思います。
その名も「Cloud9 IDE」です。
「名は体をあらわす」とはよく言ったもので、このツールは名前の通りクラウド上で使えるIDEなのです。つまり、ブラウザ上でソースコードの編集からデバッグまでこなせてしまうわけです。(もっともbuiltinのデバッガーはNode.jsを使ったコードにしか使えませんけどね)
投稿のテストも兼ねて以下にCloud9IDEの紹介動画を貼りつけておきます。


このCloud9IDEはクラウド上で使うのが筋なんですが、実を言うとローカル環境で動かすことも出来ます。(ただし若干めんどくさいです。それに今のところWindowsじゃうまくいってません)
そこで今回は比較的簡単に構築できるUbuntu上での方法を軽く紹介したいと思います。まず、必要なものはソースコードを落とすのとセットアップのシェルスクリプトが使用するgitだけです。あと、できればNode.jsのパッケージ管理ソフトのnpmとそれを使うのに必要なcurlもインストールしておくべきなのですが、これらはたぶん、シェルスクリプトを起動したら勝手に入ると思います。(自分はその前にインストールしてあったのでわからない^^;)

必要なものをSynapticでインストールしたらまずは、ソースコードを落としてきます。
   $ git clone git://github.com/ajaxorg/cloud9.git

そうしたら次にカレントディレクトリをcloud9/binに移してcloud9.shというシェルスクリプトを起動します。
   $ cd cloud9/bin
   $ ./cloud9.sh

これだけでおしまいです。あとはしばらく待っていれば、勝手にスクリプトが必要なサブモジュールを拾ってきてくれてブラウザ上にCloud9IDEのウェルカムページを表示してくれるはずです。いや〜、実に簡単ですね。
うまく動かない場合はcloud9にカレントディレクトリを移して
   $ git submodule update --init --recursive

とかやるとうまく行くかも。なんて無責任な…

ちなみにcloud9.shにはいくつかオプションが渡せます。
まず-wはワークスペースとして使用するディレクトリを指定します。デフォルトではcloud9のルートディレクトリになっています。
-pはポート番号を指定します。デフォルトは3000です。
-dはデバッグモードでcloud9IDEを起動します。デバッグモードだとIDE自体のログがブラウザのコンソールに出力されます。
よく使いそうなものはこのくらいですかね。

正直なところCloud9IDEの日本語サポートは全くと言ってなされていません。事実、htmlエディター以外ではIMEからのインプットが処理されてないらしく、変換を確定するまでテキストが表示されません。
おまけに半角文字を使用するとカーソルの位置がおかしくなります^^;
さらには唯一IMEからのインプットが処理されているhtmlエディターでさえ変換中のテキストが明後日の方向に表示される始末…

ですが、Cloud9IDEが素晴らしいツールであることには変わりありません。Node.jsの開発のデファクトスタンダードになる可能性だって大いにあります。
さああなたも、Cloud9IDEでよいプログラミングライフを。

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